生存時間解析
今回は、Rのsurvivalパッケージを用いて、Kaplan-Meier曲線の推定とログランク検定を行う方法について説明します。生存時間解析は、たとえばある集団において「ある時点まで生存している確率」を求めたり、異なるグループ間で生存状況に差があるかどうかを検…
最近では、さまざまな統計解析がパッケージや生成AIを使うことで手軽に実行できるようになりました。そのため、「とにかく結果が出れば良い」という考えが強くなり、解析手法の本質を十分に理解せずに使われることも多いのではないでしょうか。 私自身は、理…
Cox比例ハザードモデル(Cox Proportional Hazards Model)は、生存時間解析の代表的な方法の一つです。このモデルの主な目的は、ある要因が、イベントの発生率にどのような影響を与えるかを評価することです。ここで考えるイベントは、死亡、病気の発症など…
Kaplan-Meier (カプラン・マイヤー)法は、生存曲線 (survival curve)、あるいは、生存関数と呼ばれる、生存確率の推移を推定するための方法です。生存曲線は、時刻ゼロで全員が生きていた状態から出発し、時間の経過とともに、残念ながら、亡くなってしまう…